京極夏彦さんの小説「魍魎の匣」が舞台化されることになり、その主演としてEXILEの橘ケンチさんが務めることになりました。
つい先日橘ケンチさんの演じる中禅寺秋彦のビジュアルが公開されました!
さて、この主役の中禅寺秋彦とはどんな役柄なのでしょうか。
橘ケンチコメント
橘さんは中禅寺秋彦役をやるにあたり、下記のようにコメントしています。
京極夏彦先生の「魍魎の匣」という作品を舞台化させていただけることになり、大変光栄に思っています。
鍵となる魍魎の存在をどう表現していくのか、そして人間の死生観が垣間見えるようなとても奥行きのある作品なので、演者としてこれ以上ないやりがいを感じています。
明るく華やかな作品というよりは、観ていただく方々の心の奥底に深い衝撃を投げかけるような世界観になるのではないかと思っています。
皆様を「魍魎の匣」中毒にできたら、、と願っています。
是非楽しみにしていて下さい。
中禅寺秋彦とは
魍魎の匣は昭和初期の頃に起きた中央線の人身事故について、古本屋「京極堂」の主人である中禅寺秋彦が小説家の幼馴染である関口巽と共にその事件の肝である「匣(ハコ)」のような建物へとたどり着く。
その建物の中では何が起きているのか。事件の裏に渦巻く魍魎とは?といったお話なのですが、中禅寺秋彦はかなりの変わり者です。
相当頭が良く、普通の人では考え付かないようなことを思いつき、普通の人では理解できない言い回しで物事を語ったりします。
そんな不思議な魅力を持っている中禅寺秋彦。なんか読んでいるとこの人に任せればすべて解決するのではないかというような不思議な安心感もあります。
イメージとしては、様々な魑魅魍魎が跋扈する地獄を何も気にせずに下駄で歩いていけるような人。
尚、そんな中禅寺秋彦に幼馴染の関口巽はおおいに振り回されることになるのですが、かなり独特な雰囲気を持っている中禅寺秋彦なので、演じるとなるとかなりの演技力が必要になると思われます。
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橘ケンチの衣装写真
先日橘ケンチさんの中禅寺秋彦のビジュアルイメージが公開されました!
トップの写真とこの写真なのですが、かなり独特な不思議な雰囲気を持っていますね。
京極堂主人こと中禅寺秋彦。確かに紫の着物が似合いそうです。(もしかしたら作中に着物の表現があったのかも・・・)
橘ケンチさんがどこまで独自の中禅寺秋彦を表現してくれるのか!?
魍魎の匣のキャスト
さて、魍魎の匣ですが、もちろん中禅寺秋彦だけではありません。
そのほかのキャストは下記
- 中禅寺秋彦:橘ケンチ
- 木場修太郎:内田朝陽
- 関口巽:高橋良輔
- 榎木津礼二郎:北園涼
- 鳥口守彦:高橋健介
- 楠本君枝:坂井香奈美
- 久保竣公:吉川純広
- 楠本頼子:平川結月
- 柚木加菜子:井上音生
- 中禅寺敦子:加藤里保菜
- 雨宮典匡:田口涼
- 須崎太郎:倉沢学
- 増岡則之:津田幹土
- 青木文蔵:船木政秀
- 福本:小林賢祐
- 里村紘市:中原敏宏
- 寺田サト:新原ミナミ
- 寺田兵衛:花王おさむ
- 柚木陽子:紫吹淳
- 美馬坂幸四郎:西岡徳馬
尚、スタッフは下記となっています。
- 原作:京極夏彦「魍魎の匣」
- 脚本:畑雅文
- 演出:松崎史也
まとめ
今日は京極夏彦さんの小説魍魎の匣の舞台版に関してまとめてみました!
魍魎の匣は実際に小説を読んだことがあるのですが、ぐいぐいと引き込まれていったのを覚えています。
(内容は覚えていませんw)
京極夏彦さんの小説は全体的にとっても不思議な世界観を持っており、人によっては最後まで読んでもよくわからなかったりします。
その前に出た京極夏彦さんのデビュー作の姑獲鳥の夏もとっても不思議な雰囲気を持つ作品でした。
時代背景が昭和初期なので舞台としては再現しやすいとは思うのですが、登場人物でも中禅寺秋彦だけは別格の雰囲気を持っています。
周りのキャストもかなりの演技派の方が集まっているのでとっても楽しみな舞台です!